月は僕の味方
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過去日記の園

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2002年5月のころ



殺人狂時代
みのすけが客演する流山児★事務所「殺人狂時代」の公演は終了しました。




5月×日

久々会った友人が、AV女優になっている。

道でばったり昔の友人に会った。
話を聞くと、どうやら最近彼女はAVに出演していると言う。
監督もやっているという。
「落ちるとこまで落ちたよ・・」と言い乍ら、「天職だ」とも言った。
ほんの2、3分立ち話をして別れた。
僕は彼女の作品をレンタルビデオ屋で探すのだろうか?



5月×日

バーバー。

邦題はどうにもいただけない。
覚えやすいが、本来の「THE MAN WHO WASN'T THERE」の方がより的確にこの映画をあらわしている。もう少しなにかいい日本タイトルは付けられなかったのだろうか!?
しかし内容はと言えば、最近のコーエン兄弟監督作品の中では秀逸!
始めのうちはヒッチコックの「私は告白する」に似ているなあ。
などと思って観ていたが、途中から物語の視点がずれていく感じが非常に面白い。
最後まで主人公が無口なのもいい。
黙っている事によって廻りの状況がどんどん勝手に進んで行く。
最後には、事実などどうでもいい。
というある意味不条理ともとれるところまで登りつめていく。
ありえない話じゃない。人生はなんてナンセンスなのだろう!
いやはや参った。すんげ〜面白かった。



5月×日

急性大腸炎。

風邪だと思っていた。
ライブの日、どうにも調子が悪く、朝起きてから下痢に次ぐ下痢だった。
朦朧としてステージに立ち。なんだか不本意な感じのライブになってしまった。
あ、でも色んなバンドとやれて楽しかったっす。のぐおや山田太一にも久々会えたし。
いらして下さった方々ありがとうございましたー。

そして次の日。
まだ下痢。熱もある。
仕方なく病院に行く。
「急性大腸炎」だと言われる。
なんか名前に圧倒される。ひえ〜〜!やべ〜!
しかし大腸が軽く炎症を起こしてるだけなので、食事に気をつければ4、5日で治るらしい。あー良かった。薬を貰う。
今日は固形物は食べてはダメだと言われる。
明日からゆっくり重湯、お粥、という風にしていきなさいと言われる。
食欲があるだけに辛い。
しかも今日から「殺人狂時代」稽古である。
なんともタイミング悪しだ。
トホホ。



5月×日

稽古始まる。

稽古が始まった。
出来ている台本は45ページ。3分の1くらいか。
内容について共演者達については、またおいおい語るが、まさに鐘下さんのホンという感じ。面白そうだ。
ウキウキ。
キャストを様々に変えて本読みを何度かする。
本読みだけなのに久々の稽古という事もあって疲れた。
終わって飲みに。
皆がビールを飲む中、僕は暖かいお茶とお粥という情けない状態。
なら飲みにいかなきゃいいじゃないかとも思うが、誘われると断れない。
優しいオヤジ達(塩野谷正幸、大谷亮介)は飲めない僕に気を使ってくれる。
子供のような気分になってしまった。
立ち稽古が始まる前に、はやく体を直さなければ。
でも心配御無用!!オイラしぶといから。



5月×日

どうでもいいけど、殺人狂時代宣伝写真の僕は変だ。

このページの頭の写真の事です。気になりませんか?
自分でも気になります。変だ。



5月×日

いやはや眠れない。

稽古を終え、今日は体を休める為にも真直ぐ帰って来た。
明日は午前中からインターネットのドラマの撮影なんぞが稽古前にあるので、だからこそ早く寝なくてはと思っていたのだが、いやはや眠れない。
原因1。
大腸が弱っていて、そこから発する熱がぼーっとさせている為。
原因2。
久々に稽古を重ねて、使わない頭を酷使(鐘下さんのホンは難しい言葉が沢山)して、脳が覚醒している為。
原因3。
お腹が減っているのに、お粥とスープとお茶とポカリしか補給してない為。
原因4。
酒が飲めない為。

以上だと判断。
特にやはりビールを飲めないという欲求不満が眠らせてくれない要員の多くをしめていると見た。
って事は、酒が入らないと眠りにつけない体を何時の間にか僕は造り上げてしまっていたのだろうかあ!?トホホもいいとこだ。

布団に入っても眠れない。
仕方なく、台本を読む。眠れない。
仕方なく、たまのCD「室温」のサントラを聴いたりする。
眠れない。
仕方なく、エレカシの「Good Morning」を聴いたりする。逆に火が付いてしまう。
眠れない。
仕方なく、高井萌ちゃんのCD「call me,cool me」(今アデランスのCMで流れてるね)を聴いたりする。
眠れない。
仕方なく、細野晴巨の「HOSONO HOUSE」を。素敵過ぎて眠れない。
仕方なく、起き上がって牛乳で溶かしたコーンスープに卵を入れて飲みながら、午前4時にマックを起動させ、BANANAMAN LIVE「激ミルク」のDVDを観たりする。
面白い。眠れない。
そして今これを綴っている。当然眠れない。

一体何をやっているのだ僕は。
外が明るくなって来た。
くそお、意地でも寝てやる。ぐっどないと。



5月×日

台本上がる。

台本が出来上がった。
そして今日キャスティングも決まった。
「自分が振られるだろううなあ」と思ってたまんまの役だった。
本当は冒険したい気持ちもあって他の役にも興味があったのだが、まあわがままは言うまい。与えられた役を掘り下げて頑張るのみ。だ。

鐘下版「12人の怒れる男」といった感じの今回の芝居(殺人狂時代)のあらすじを簡単に紹介しよう。

古い倉庫の一室。そこに数人の男たちがひしきあっている。彼らは皆傭兵である。つまり金で雇われた兵、「ソルジャ ー」である。
起こりは小さな新聞広告だった。ある日、新聞の求人欄の片隅に「戦場委員会」という名前で、傭兵募集の広告が出てい たのである。ここに集まっている男たちは、皆その広告にひかれてやってきた男たちだ。広告にはこうあった。
「平和ボケした日本を脱出し、戦場へ行こう」「今こそ人殺しの時代」
それぞれの思いから、その広告に残りの人生を懸けた十数人の男たちが、今、ここにいるのだ。皆、この倉庫ではじめて 顔を合わせ男たち。リストラされたサラリーマンもいれば、小学校の教師もいる。自衛隊出身者いれば、地方公務員もい るようだ。
皆、目隠ししされてここに連れられてきたために、ここがどこなのかも知らない。
ただ時折海の音が聞こえることから、どうやら港町であることほ確かなようだ。
ここからどうやら日本を脱出し、とある戦場に向かうことはまず間違いない。
そこがどこなのか、それは誰も聞かされていない。
しかし、一向に出発の気配がない。
ここに収容されて早や一ヶ月が過ぎようとしている。 だんだんと男たちに焦りが見えている。本当に戦場へ行けるのか? 本当に人殺しができるのか? 否、そもそも「戦場 委員会」なるものが実際に存在するのか? やがて、男たちの間に亀裂が生じ始める……。果たして皆、無事に戦場へ行き着けるのか一一?

以上が。始めに鐘下さんが考えたプロット。
最終的に出来てきた台本はちょいとこれとは違う流れにもなっているのだが、まあ、それは観てのお楽しみ。

本読みも今日で終わり。来週から立ち稽古になる。
そんなこんなで、始めてキャストのほぼ全員で飲む。
大腸は治ったかって?
ほぼ。
酒解禁〜〜〜〜。
ただ酒が飲めるだけなのに、こんなに嬉しいなんて。
僕はもはやアル中なんだろか!?



5月×日

鐘下さん稽古場に現る。

今回の芝居「殺人狂時代」の作者である、ガジラの鐘下さんが稽古場に来る。
台本の事、役の事などについて役者から質問の嵐。
そしてディスカッション。
僕は傭兵についてほどんど白紙といっていいほど無知なので(自分は元ジャーナリストという役柄)色々質問したいのだが、どう質問していいのやらで...。

立ち稽古2日目。前半をあわせる。
2日目だというのに皆セリフの入りが早いのなんの。
僕はまだ全然なので、少し焦る。
全員が出ずっぱりの芝居なので、休憩という時間が全くない。
ハードだ。
明後日から昼夜の一日稽古になる。
体力もつかしらん!?

最近
読んだ本。

「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹。
「風穴をあける」谷川俊太郎。
「演技でいいから友達でいて」松尾スズキ。
「サクセスの秘密」中原昌也、対談集。
「流血の魔術、最強の演技」ミスター高橋。
「Aの人生」藤子不二雄A。
「リンダリンダラバーソール」大槻ケンジ。



5月×日

一日稽古始まる。

今日から稽古場が変わった。実寸でとれる広い稽古場だ。
広いのはいいが、声が吸収される。その上乾燥している。
声を潰さない様にしないと。



5月×日

濃密な稽古。

皆アドレナリン出っぱなしだ。
僕は家に帰ってきても高揚してる精神状態。
苦しくもあり、楽しくもあり。
体はへとへと。



5月×日

参考文献を読む。

「傭兵の誇り」高部正樹。
傭兵を今も実践している高部さんの体験手記。
名指しでマスコミの人間達を批判していたりしてかなり面白い。
いや〜プロは凄い。僕には絶対無理。
「テリー伊藤のお笑いニッポン大改造計画」。
とても極端な発想の本だが、今回のホンに通じるものがある。
大真面目に極端な意見を言えば言う程笑える。



5月×日

クールファイブが流れる稽古場。

昨日から休憩時間になると、なんだか演歌がかかっている。
どうやら前川清だ。
塩野谷さんが個人的に持って来たCDをかけていたのだった。
不思議なムードに包まれる休憩時間。



5月×日

殺陣の稽古。

殺陣師の岡本先生に要所要所の部分の殺陣をつけてもらう。
後半部分、皆の乱闘シーンは結構派手なものになった。
僕自身はたいしたことはしてないのだが、殺陣稽古後の夜稽古は使い物にならない程疲れ切っていた。
こういう時、年を感じる。

さてさて稽古もあと2週間を切りました。
体も心もへとへとですが、頑張ってます。
是非来て下さいね〜!!



5月×日

興味の無い雑誌や本や漫画を読んでみる。

本屋に行く。図書館に行く。
自分の興味から一番遠い雑誌、本、漫画などを手に取る。
例えば、僕は囲碁、釣り、あとなんだろ、競馬、少年ジャンプとかには興味がない。
そこで囲碁や釣り、競馬の本などをあえて貪り読む。
決して、自分が好きな音楽雑誌、演劇雑誌、映画雑誌、格闘技雑誌に手をつけてはならない。
興味の無い事にだけに心血を注いでみる。
なんの意味があるかって?
それは僕にもわからないけど。
本屋、図書館には、興味はない色んな雑誌がひしめいている。
だから読んでみてもいいと思う。
廻りの人からは、競輪好きだと思われたりして。
うひひ楽し〜。
読んだところで興味など湧かなくてもいいのだ。
これ、ちょっと無意味で面白い。



5月×日

稽古場にある資料本を斜め読み。

「幻のクーデター、二、二六事件前史」猪又明正。
「プルトニウム」鈴木篤之。
「三島由紀夫伝説」奥野健男。
「逃げたいやめたい自衛隊」根津庄司。
「戦術、兵器実戦マニュアル」スティーブクロフォード。
「危険な話」広瀬隆。
「少年たちは何故人を殺すのか」宮台真治・香山リカ対談集。
別冊宝島「今こそ知りたい自衛隊の実力」。

昨日の話じゃないけど、普段あまり読まない本を読むって事は結構興味深い。



5月×日

初めての通し。

通してみて、今回の芝居の難しさを皆で顧みる。
とにかくそれぞれの男達が、その時間の中、どう存在できるか、
そしてどう変わっていくか、が統べて。
今日の飲み屋では激論大会となる。
なんだか熱い。
稽古場も飲み屋も!



5月×日

合掌。

元サンシャインボーイズの伊藤俊人さんがくも膜下出血で亡くなられた。
伊藤さんとは「1979」という芝居で御一緒させてもらった。
とても明るくて飄々としていて楽屋でも仲良くさせてもらった記憶がある。
暫く会って居なかったが、急の事でとても驚いた。
対して年も変わらない。
とても残念仕方がない。合掌。



5月×日

稽古場建て込み。

今日は朝から平台を皆で運んで建て込みをした(稽古場は4階なので、階段でヒーヒー言い乍ら)。
そのあと稽古をし、夜は衣装をつけての通し。
どうでもいいけど、朝の9時から夜の9時迄。
稽古場に12時間。
通し中ちょっと目眩がしたっす。

という訳で。
色々ありますが面白くなってきてます。
是非オマチシテマス!7日より!本多にて!

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